不妊症になりやすい姿勢とは?

目次

姿勢の種類

不妊症の方のお体をよく見させていただきますが、姿勢が乱れている方は非常に多いです。

姿勢でもたくさんの種類がありますが、姿勢はおおまかに分けると3種類に分類されます。

まずはこの姿勢の3種類について説明していきたいと思います。

正常なタイプ

最初に、正常な姿勢というのは、大まかに言うと図のように、耳の後ろ、肩、骨盤、膝、足首が一直線に縦にならんでいる状態です。

上記のような姿勢をとれると、体のどこにも過度の負担がかからず、非常に安定している状態です。

ただこのように完全にきれいな姿勢でいられる人はほとんどいないのが現状です。これは最近ではスマホの触りすぎ、デスクワークなど生活習慣の影響が非常に大きいからです。ましてや出産経験のある女性の場合は、出産や子育て・家事など様々な要因で体に負荷がかかっているので、ある程度は姿勢が乱れてしまうのは仕方がないことかもしれません。

反り腰型

骨盤が過度に前傾してしまっている状態で、それにあわせて、背骨の腰の部分のカーブもきつくなってしまっている状態です。

出産後のお母さんに多いのは、妊娠時にお腹が大きくなり、お腹を突き出して歩くようになるため自然と腰の反りがきつくなるのです。

 この姿勢になるとまずお尻を後ろに突き出した姿勢になることが一番の特徴です。また背骨の腰の部分のカーブがきついので、腰まわりの筋肉が収縮してしまい、ガチガチになってしまいます。

フラットバック型

こちらは男性に多い姿勢ですが女性にも時々お見かけします。反り腰型の反対のタイプの姿勢になります。

仙骨は前傾の角度が浅い、もしくはやや後傾気味で、反り腰型は腰の背骨のカーブがきついのに対して、フラットバック型は腰の背骨のカーブがほとんどない状態です。

背骨にカーブがあるのは地面からの衝撃を吸収するために、いわばバネの役割をしてくれるわけです。ところがフラットバック型だとバネがないので衝撃が吸収しにくくなり、自然と背骨に過度な負荷がかかります。それにより腰の痛みなどの症状が出やすくなってしまうのです。

スウェイバック型

この姿勢は男女ともに見られる姿勢で、仙骨が後傾していて、骨盤の下部が前に突き出した姿勢です。

骨盤下部を前に出すために、お腹を前につき出すような姿勢をしていて、一見すごく疲労してるような、もしくはやる気のなさそうな姿勢に見えます。また常に膝が曲がってしまっている状態になり、その状態でかたまってしまいます。

一番不妊症になりやすい姿勢は?

一番不妊症になりやすい姿勢は反り腰型です。

上記の図のように、反り腰の方は顎があがったり、猫背になったりして、呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなれば、子宮や卵巣を含め、内臓の動きが悪くなります

もう一つは骨盤が前傾がきつくなることです。骨盤が前に倒れると、骨盤内の血液の循環が悪くなる傾向にあり、冷え性もおこりやすくなります。

当院では不妊の施術においては姿勢や体型の改善をおこなってまいります。

特に二人目不妊でお悩みの方の場合は、産後の骨盤ケアが不十分な方も多いため、反り腰になっている方が非常に多いです。しっかりと体型や姿勢の改善をすることで、より妊娠力のアップへとつながります。

正しい施術をすれば、お体の状態は必ず良くなります。

まずはお気軽にご相談ください。

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